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 AKB48の長野県出身メンバー、近藤萌恵里(もえり)さん(19)がグループから卒業することを決意し、25日夜、福井市内で開かれたコンサートで発表した。卒業後は学業に専念し、当面は芸能活動から離れる見通しだ。

 近藤さんは高校2年生だった2014年4月、47都道府県の代表1人ずつで構成されるAKB48チーム8(エイト)の長野県代表としてデビュー。キャッチフレーズは「口から生まれたようなおしゃべりさん」で、「もえりん」の愛称で親しまれてきた。

 AKB48を卒業した先輩、大島優子さんに憧れた。高いパフォーマンス力と明るい性格で、最近は人気、知名度も上昇。それでもポジションをめぐる厳しい競争の世界にあって、思うような結果が残せないと、人知れず落ち込むことも多かった。

 そんなとき励みになったのは、地元での活動だった。テレビ、ラジオ、イベント、コンサート……。「長野で活動することが本当に楽しいんです」と、たびたび口にした。今春、地元の高校を卒業し、進学。この半年間は「夢の実現のための勉強」と、グループ活動を両立させてきた。

 このまま、アイドルを続けていくべきかどうか。悩み抜いた結果、気持ちは夢の方へと傾いた。

 卒業を決意して臨んだ今月10日の長野市・エムウェーブでのステージ。支えてくれた家族、応援してくれたファンへの感謝の気持ちを胸に、「センター」に立った。大歓声の中、満面の“もえりんスマイル”で歌い、踊った。涙は、見せなかった。(小松隆次郎)