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 韓国ロッテグループの秘密政治資金疑惑を捜査しているソウル中央地方検察庁は26日午前、辛東彬(シンドンビン)会長(61)=日本名・重光昭夫=に対する横領や背任の疑いが固まったとして、ソウル中央地方裁判所に辛会長の拘束令状を請求した。同地裁は今週中に令状を発付するかどうか審査する見通しだ。

 同地検によれば、辛会長はグループ系列社間の取引や実態のない役職への報酬などを通じ、約1700億ウォン(約155億円)の利益を得た疑いがある。同地検は、利得が韓国政官界に対する工作資金に使われた可能性があるとみている。同会長の拘束まで至るのは難しいとの見方が韓国メディアなどから出ている。

 韓国ロッテグループは同日、「拘束令状の請求は残念だ。裁判所の賢明な判断を待ちたい」などとするコメントを発表した。(ソウル=牧野愛博)