ゴルフの4大大会で通算7勝を挙げ、ゴルフの大衆化に貢献した往年の名選手、アーノルド・パーマーさん(米)が25日、死去した。87歳だった。米メディアによると、心臓を患い、米東部ペンシルベニア州ピッツバーグの病院で亡くなった。

 米東部ペンシルベニア州で5人兄弟の長男として育った。ゴルフ場のクラブプロ兼グリーンキーパーだった父親の影響で7歳からクラブを握り、1954年、全米アマチュア選手権のタイトルを引っさげてプロに転向した。

 持ち前の飛距離と小技のうまさで頭角を現し、瞬く間にスター選手に。60年代に最強時代を迎え、米ツアーで歴代5位の通算62勝。4大大会のうち全米プロで優勝できず、「グランドスラム」(4大大会制覇)には届かなかったが、ジャック・ニクラス(米)とゲーリー・プレーヤー(南ア)と共に「ビッグ3」と言われ、米ツアーの黄金期を築いた。74年に世界ゴルフ殿堂入りした。

 実績面では4大大会通算18勝、ツアー通算73勝のニクラスには劣ったが、ダイナミックなプレーと明るいキャラクターが老若男女から愛され、国民的な人気を誇った。熱狂的なファンは、「アーニーズ・アーミー」(アーニー軍団)の異名をとったほどだった。

 傘をかたどったマークが入った衣料品は、日本で大人気となった。