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【2012年10月18日朝刊科学面】(肩書や年齢などは、紙面掲載時のものです)

 体に入ってきた細菌やウイルスをやっつける免疫細胞。その武器である抗体は、敵にあわせて姿を変えて迎え撃つ。抗体が姿を変える「クラススイッチ」という仕組みを解明した。

     ◇

 東京大の助手だった1977年初めのことです。学生の実習の監督をしながら、さまざまに形を変えた抗体の遺伝子を調べた実験結果の意味を考えていました。

 抗体は、「L鎖」と「H鎖」という2本のたんぱく質でできています。このH鎖側の一部を、この敵にはこの形、この敵にはこっちの形といった具合に8種類のクラスに変化し、敵にあわせた最適な武器になります。

 抗体を含むすべてのたんぱく質の作り方は、細胞の核の中にあるDNAという設計図に書かれています。抗体が敵にあわせて姿を変える謎に迫るには、どこを読み取っているのか、その場所がどうやって決まるのかが重要です。

 そこで、抗体を作っている細胞で読み取られている設計図の領域、つまり活発に働いている遺伝子が何なのかを調べました。

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 大学帰りに乗っていた湘南電車(東海道線)の中だった。

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 読み取られている領域の場所と…

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