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 奈良・春日大社は29日、10月1日に開館する国宝殿を報道陣に公開した。20年ごとに社殿を新しくする「第60次式年造替(しきねんぞうたい)」にあわせて旧宝物殿を増改築し、展示室を一新した。

 春日大社には、平安時代に奉納された美術工芸品や甲冑(かっちゅう)、刀剣が数多く残り、「平安の正倉院」とも呼ばれる。1973年に完成した旧宝物殿を耐震補強したほか、展示ケースや照明をリニューアルした。

 開館記念展「春日大社の国宝~千年の秘宝と珠玉の甲冑刀剣を一堂に」が、10月1日~11月27日に開かれる。国宝の蒔絵箏(まきえのこと、平安時代)、赤糸威大鎧(あかいとおどしおおよろい、鎌倉時代)などを展示。金具の一部が純度の高い金でつくられていたことが判明した国宝の金地螺鈿毛抜形太刀(きんじらでんけぬきがたたち、平安時代)は10月31日まで見ることができる。

 開館時間は午前10時~午後5時。大人500円、高校・大学生300円、小中学生200円。問い合わせは春日大社(0742・22・7788)。(栗田優美)