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 おなじみ宮崎駿監督の「天空の城ラピュタ」(1986年)のクライマックス、パズーとシータが滅びの呪文「バルス」を唱える場面で、2人は手と手をぴったり重ね合わせて「飛行石」を握っており、手のすき間から黒い光がほとばしるという描写になっています。しかし、当時スタジオジブリの制作進行だった作家・木原浩勝さん(「新耳袋」シリーズで有名)が今年5月、保管していた資料の中から宮崎監督のラフコンテを発見。そこには敵のムスカに向かって水戸黄門の印籠(いんろう)のように飛行石を突きつける芝居が描かれていたそうです。

 詳しくは5日に出る木原さんの回想記「もう一つの『バルス』―宮崎駿と『天空の城ラピュタ』の時代―」(講談社)をご覧いただくとして、なぜ宮崎監督は「印籠型」でなく「手つなぎ型」を選んだのでしょうか? 先月27日に木原さんにインタビューした時うかがった解釈が、とても面白いものでした。

 「正義が悪を倒す冒険活劇として終わらせるなら、ムスカに向けて飛行石の力を放つという描写がふさわしいと思う。でも宮崎さんはシータに『正義』を背負わせたくなかったんじゃないか。パズーとシータが心を一つに合わせる『2人のドラマ』として終わらせたくて、手と手を重ね合わせる芝居を選んだのでは」

 「でもね、宮崎さんはホントは…

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