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 「伝染(うつ)るんです。」で知られる漫画家の吉田戦車さんは不条理ギャグから一転、子育て漫画を描いている。子どもとの日常をおもしろく切り取るコツを、フリーカメラマンの望月やすこさんが聞いた。(構成・山本晋、撮影・安冨良弘)

 1989年に連載を始めた「伝染るんです。」が大ヒットした吉田さん。2010年から漫画誌ビッグコミックオリジナルで「まんが親」を連載しており、妻で漫画家の伊藤理佐さんとの間に生まれた娘(6)との日常を独特のタッチで描いている。

《吉田》 娘が生まれたときには描くと決めていました。フィクションまじりのエッセー漫画です。僕の親も妻の親も遠くに住んでいて頼れない。妻と話し合い、娘が生まれたら、僕は仕事を減らして「しばらく家事やります」って。料理や掃除、洗濯などを1、2カ月やりました。

 「えらいね」と言われたいスケベ心もあったんじゃないですかね。でも、同業の妻には「自分をイクメンのように描いちゃダメ。らしくない」と言われました。

「写真にしたら笑えた」

《望月》 私は朝日新聞の「エムスタ」のページで「おバかわいいね写真館」の講評を担当しています。このコーナーでは「子育ての大変な瞬間を写真に収めてみんなで笑おう」をコンセプトに、読者の写真投稿を募っています。

 次男が3歳ごろから、毎朝といっていいほど保育園を嫌がって泣いていたんです。仕事に遅れそうなのに1時間くらい続くので、すごくつらかった。ある日、あまりに泣くのでその顔をみんなに見せてやれと思い、スマートフォンで撮影してフェイスブックに投稿したんです。すると「面白い」「懐かしい」と反響があった。

 話すと愚痴になることも、写真にしたらみんなで笑えた。撮影する過程で自分も冷静になると気付いた。それが「おバかわ写真」を始めたきっかけでした。

《吉田》 僕も写真を撮りますが漫画の資料というよりプライベートで見るもの。パソコンに「週刊娘」というフォルダーを作って、撮った写真から週に1枚ほど選んで入れています。0歳のときからやっていて、息抜きで妻と見て笑っています。

 仕事用にはメモをすることが多…

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