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 自民党の憲法改正草案をめぐって、民進党の細野豪志代表代行が30日の衆院予算委員会で、基本的人権を「侵すことのできない永久の権利」と規定した憲法97条の条文が草案から削除されている点を追及した。首相は「いちいちの条文について解説する立場にはない。逐条的な議論は憲法審査会でやって頂きたい」と繰り返し、審議は一時紛糾した。

 細野氏は「最高法規の人権規定は非常に重いと私は考え、条文削除は非常に問題があると思った」と指摘。再三、答弁を求めた細野氏に対して、首相は「97条は条文の整理に過ぎず、(自民草案から削除したことは)基本的人権を制約するものではない。国民主権、基本的人権の尊重、平和主義の3原則はいささかの変わりもない」と答えた。

 首相は衆参両院での憲法改正原案づくりについては、「我々の案とは違うけれども、民進党の案でも『これは良いですね』ということになれば、その案でいくことになる」と述べた。