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 韓国南西部、全羅南道沖にある紅島の南西約70キロ沖海上で29日午前9時45分ごろ、中国漁船(102トン、乗員17人)が火災を起こした。木浦海洋警備安全署によれば、この火災で30代、50代、60代の中国人漁船員3人が死亡。14人が救助された。

 同署は、検問のために乗り込んだ同署員が、閉鎖された操舵(そうだ)室に閃光(せんこう)弾を撃ち込んだ後、煙が立ちこめたと説明する一方、詳しい火災原因はわかっていないとしている。漁船は韓国の排他的経済水域(EEZ)内で無許可で操業しており、停船の指示を無視して逃走しようとしたという。

 韓国外交省は「人命被害の発生は遺憾」とする一方、無許可の漁船に対する正当な公務執行中に起きた事故と主張。30日現在、中国側から抗議を受けていないとした。(ソウル=牧野愛博)