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 イタリア南部ナポリの検察当局は30日、オランダ・アムステルダムのゴッホ美術館から2002年12月に盗まれたゴッホの油絵2作品が、マフィア組織が所有するナポリ近郊の家から発見されたと発表した。

 発見されたのは「スヘフェニンゲンの海の眺め」と「ヌエネンの教会から出る人々」。いずれも1880年代前半に描かれた作品で、同美術館は、美術史的な価値が非常に高いとしている。絵は額縁から外されており、若干のダメージが見られるものの、状態は比較的よいという。アムステルダムにいつ戻されるかは明らかではない。

 ANSA通信などによると、絵は麻薬密売に関わるマフィア組織への捜査で見つかった。不法活動で得た金で絵を購入したとみられる。盗んだ犯人は03年に逮捕されている。(ローマ=山尾有紀恵)