[PR]

 韓国の朴槿恵(パククネ)大統領が機密文書を民間人のチェ・スンシル氏に渡していた問題などをめぐり、検察当局は31日、チェ氏を呼んで事情聴取し、同日深夜に緊急逮捕した。チェ氏はスポーツや文化に関する財団の資金を流用した疑いもある。朴政権の「陰の実力者」と呼ばれるチェ氏が、どこまで国政に影響力を持っていたのかに関心が集まっている。

 「国民の皆様、お許しください。死ぬほどの罪を犯しました」。31日午後3時、ソウル中央地方検察庁に出頭したチェ・スンシル氏は報道陣にもみくちゃにされながら、悲痛な表情で謝罪した。帽子を深くかぶり、口元を隠すようにマフラーを巻いていた。学生らが「朴槿恵は辞任しろ」「チェ・スンシルを拘束しろ」と叫び、騒然となった。

 捜査の最大の焦点は大統領府の文書流出疑惑だ。韓国では大統領府の文書流出は「大統領記録物管理法」で禁じられている。朴氏は25日の記者会見でチェ氏への文書提供を認めて謝罪したが、憲法の規定で在職中は刑事訴追されない。

 27日付の韓国紙「世界日報」によると、チェ氏も同紙のインタビューで文書を受け取っていたことは認めた。ただ、「国家機密とは知らなかった」と釈明しており、検察当局にも同様の説明をするとみられる。

 文書の流出経路も焦点になる。文書流出疑惑は韓国のテレビ局JTBCが最初に特報した。JTBCの報道によると、チェ氏のパソコンを入手し、大統領府の文書が保存されていたことを確認した。JTBCはその後、パソコンを検察当局に引き渡したという。

 検察当局はパソコンを分析するとともに、実際に文書を提供したとされる朴氏の秘書官らも調べるとみられる。朴氏は文書を提供したうえでチェ氏の助言を受けていたと認めている。チェ氏がどこまで国政に影響力を持っていたのかも問われている。

 もう一つの焦点は、スポーツ関…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。

2種類有料会員記事会員記事の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら