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 大手コーヒーチェーンが、大型の焙煎(ばいせん)機などを設けて、コーヒーをいれる一連の様子が見られる新たな店づくりに乗り出している。最近はコーヒー豆の産地や焙煎方法にこだわる「サードウェーブコーヒー」と呼ばれる小規模な店が人気で、大手メーカーも同様のアピールを始めてファンの拡大を図る。

 スターバックスコーヒージャパンは、焙煎所を併設した新業態の店を、2018年12月に東京・中目黒の目黒川沿いに出店する。同じ業態の店は現在、米シアトルに1店舗あり、17年に中国・上海、18年にニューヨークにオープンする計画。東京は世界で4番目になる。

 店名は「スターバックス リザーブ ロースタリー」。シアトルの店には大型焙煎機があり、コーヒー豆を焙煎する様子や、ドリップする様子を見ることができる。セミナーも開かれる。日本でも同様の店になる予定だ。

 米スターバックス・コーポレーションのハワード・シュルツ最高経営責任者(CEO)は「日本のコーヒー市場は競争が激しく、支持を得るには努力が必要だ。シアトルの店はコーヒーのアトラクションのようで多くの人が訪れる。日本でも、経験したことのないものを提供する劇場のような場所にしたい」と話す。

 タリーズコーヒージャパンは10月下旬、横浜市に「タリーズコーヒー ロースターラボ青葉台店」をオープンした。店内には焙煎機が置かれ、好みの豆やドリップの方法を選べる。コーヒーの価格は通常の店舗より高めで、パンケーキやホットサンドなどをメニューに加えた。同社は「味の違いを楽しめる店舗を作りたかった」(広報)といい、適地があれば同様の店を増やす考えだ。(栗林史子)