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 京都市美術館(京都市左京区)では4日から、展覧会「若冲の京都 KYOTOの若冲」が始まる。精緻(せいち)で濃密な著色(ちゃくしょく)画や斬新なタッチの水墨画など約120点を通し、若冲の独自の世界を生んだ、18世紀の京都とのかかわりに光をあてる展覧会だ。

 最近米国で見つかったという「布袋図」(個人蔵)は、布袋の向こうで「あかんべ」をする姿をユーモラスに描く。当時の京都には、秩序を重んじた江戸と異なり自由な精神性があふれていたという。監修者の狩野博幸さんは「あの時期の京都だからこそ若冲が生まれた」と話す。

 12月4日まで。月曜休館(祝日は開館)。「樹花(じゅか)鳥獣図屛風(びょうぶ)」(11月22日~12月4日)など展示替えも多い。一般1200円など。問い合わせは展覧会事務局(06・4950・7555)。(久保智祥)