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 新日鉄住金エンジニアリングは12月から、鳥取県境港市の沖合で大規模な養殖システムの実証試験を始めると発表した。弓ケ浜水産(鳥取県)が運営するギンザケの養殖場に、陸地から遠隔操作でえさやりができる大型の配管設備を設置。半年かけて育成状況を確認し、2017年度にも水産会社や商社にシステムを売り込む。

 養殖業はこれまで、風や波の影響を受けにくい沿岸域で営むことが多かった。養殖できる海域が少なくなっており、小規模の養殖業者は担い手不足に苦しむ。新日鉄住金エンジニアリングは、自社が持つ海洋土木技術で3~5キロの沖合で大規模な養殖場の建設が可能で、通信技術を使ったえさやりの自動化を組み合わせれば、人手不足の解消にもつながるとみる。