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 東京都議会で4日、主な会派の代表質問があり、小池百合子・東京都知事と都議が初論戦を交わした。7月の都知事選で対立した最大会派・自民党は、小池知事の政治姿勢について厳しく追及。他会派は、豊洲市場(江東区)や2020年五輪・パラリンピックをめぐって論戦を挑んだ。

 「知事は、自民党都連や都議会を『ブラックボックス』と批判した。見解をうかがう」。最初に登壇した都議会自民党の高木啓幹事長は、穏やかな口調とは裏腹に、小池知事に厳しく問いただした。高木氏はさらに、小池知事が選んだ都の顧問の選任の経緯が明らかにされていないことなどを挙げ、「知事の側にこそブラックボックスがある」と述べた。

 7月の都知事選で自民、公明の推薦候補を破った小池知事が、自民や都議会を「敵」とみなし、不透明な決定過程を批判した際の決まり文句が「ブラックボックス」だった。

 高木氏は、小池知事が選挙で掲げた「都議会の冒頭解散」についても、「なぜ掲げたのか」と理由を追及。築地市場(中央区)の豊洲への移転延期を議会に相談せずに記者会見で表明したことに関しては、「議会軽視」とたたみかけた。

 これに対し、小池知事は「ブラックボックス」について、「(日本の政治は)都民に見えづらいところもままあるということを表現した」と述べたうえで、「都政の透明化を進め、都民に共感いただける東京都を皆様と実現したい」と呼びかけた。「冒頭解散」に関しても、都議会による不信任決議を前提とした発言だったとし、「(自身の)決意を示した」と説明した。

 小池知事の答弁に、質問を終えた高木氏は「明確な答弁ではなかった」と話しつつ、こうも述べた。「議論の場がこれからもある。時間をかけながら、距離感を縮めたい」