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 サルのiPS細胞から作った心筋細胞を心筋梗塞(こうそく)を起こした別のサルに移植して治療することに信州大学などのチームが成功した。10日付の英科学誌ネイチャーに発表した。

 拒絶反応が起きにくい特殊な免疫の型を持ったカニクイザルを選び、その皮膚の細胞から作ったiPS細胞を心筋細胞に変化させ、心筋梗塞を起こした別のサルの心臓に注射した。免疫抑制剤を与えて観察すると、移植した細胞が生着し、移植しなかったサルに比べて、心臓を収縮させる力が一定程度改善するのが確認できた。

 一方、移植から14日後までに移植した5頭すべてで「心室性頻拍」と呼ばれる不整脈が一時的に確認された。チームの柴祐司准教授(循環器内科)は「心拍数が近いサル同士の移植だからこそ、不整脈の副作用を分析することができた。今後は人での心臓治療の安全性のために、不整脈の副作用を予防する方法を考えたい」とする。

 iPS細胞の臨床応用をめぐっ…

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