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 リオデジャネイロ・パラリンピック競泳男子50メートル自由形銅メダリストで、三田市出身の山田拓朗さん(25)が11日、母校の県立北摂三田高校を訪問。生徒ら約930人を前に講演し、「しぶとく耐えていればチャンスが来る」と話した。

 山田さんは生まれつき左ひじから先がない。講演では、水泳を始めた動機やアテネ、北京、ロンドン、リオと連続出場した4大会を振り返った。今大会では、メダル獲得という悲願達成の一方で、26秒00と目標の25秒台を逃したことから、「(プールを)上がるときは喜びと悔しさが半々」と話した。「でも次のモチベーションになったかな」と、4年後の東京大会に意欲を見せた。

 その後、この日が誕生日という1年松下穂乃佳(ほのか)さん(16)と記念撮影し、生徒会長の2年原口莉舞(りぶ)さん(17)から花束を贈られた。原口さんは「周りの支えを日ごろから考えることが、自分を奮い立たせることになると言われたのが印象に残った」と話した。

 市はこの日、市役所を訪問した山田さんに「さつき賞」を贈った。(伊藤武)