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 シンガポール通貨金融庁は11日、汚職疑惑に揺れるマレーシアの政府系ファンド「1MDB」の取引に絡んで、シンガポールに拠点のあるスイスの銀行など3行を処分したと発表した。

 処分対象は、スイス最大の銀行UBS、同じくスイスのファルコン・プライベート・バンク、それにシンガポールのDBS銀行の計3行。ファルコンについては「経営幹部による不適切行為と資金洗浄統制に重大な欠陥があった」として銀行免許を取り消し、当局が支店幹部1人を逮捕した。UBSとDBSには資金洗浄の防止対策に不備があるとして制裁金を科した。

 1MDBの資金疑惑をめぐって、シンガポール当局は5月にもスイスの銀行BSIの免許を取り消した。7月には疑惑に関係するシンガポール国内の資産(約181億円相当)を差し押さえたことを明らかにした。(シンガポール=都留悦史)