[PR]

 広島か、DeNAか――。12日夜に始まるプロ野球セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)最終ステージは、2000年以降、Bクラス(6チーム中4位以下)の常連だったチーム同士の対戦となった。ここ数年、観客動員数を着実に伸ばし、今季が過去最多となった両チーム。躍進の源は、ともにファンの熱い声援だ。日本シリーズに進むのは、どちらか。舞台は、CS初開催となる広島・マツダスタジアム。

直接対決は互角

 DeNAは10日の巨人戦を延長戦の末に制し、2勝1敗で第1ステージを勝ち上がった。敵地・東京ドームだったが、左翼と三塁側のスタンドはDeNAカラーの「ブルー」で埋まり、声援の大きさは巨人を上回った。「ベンチの真上にファンの皆さんがいるような感覚。背中を押してくれた」とアレックス・ラミレス監督(42)。勢いに乗ったまま、広島入りした。

 CSが両リーグで導入された07年以降、12球団で唯一出場したことがなかったのがDeNA。00年から昨年までの16年間で10度が最下位。そのうち7度は、5位が広島だった。日本シリーズに出場すれば、広島は1991年以来25年ぶり、DeNAは横浜時代の98年以来、18年ぶりとなる。

 DeNAは短期決戦の経験がない選手がほとんどだが、「緊張よりも楽しかった」と2年目の石田健大(けんた)投手(23)が言えば、梶谷(かじたに)隆幸外野手(28)は「甲子園を目指した高校球児の時のような気持ち」。若い生え抜きの選手たちが伸び伸びとプレーしている。

 待ち受ける広島。優勝を決めた9月10日からは、1カ月以上が過ぎた。「本気」の実戦からこれほど遠ざかって短期決戦に臨む経験はなく、緒方孝市監督(47)は「難しさはある」。主軸の新井貴浩内野手(39)は「勢いに乗るDeNA相手に受け身になったら、あっという間に終わってしまう」と警戒する。

 レギュラーシーズンで広島はDeNAに19・5ゲーム差をつけたが、直接対決は13勝12敗と互角だった。黒田博樹投手(41)ら休養十分の広島の投手陣が、筒香嘉智(つつごうよしとも)外野手(24)を中心としたDeNAの攻撃陣を抑えるかが、ポイントとなる。

3日前から行列のファンも

 12日午前10時半時点で、マツダスタジアムには約500人のファンが列を作った。自由席のチケットを持って入場口の先頭で待つ広島市の河野和則さん(66)は、3日前の9日午前7時から並んだ。「リーグ優勝まで25年間空いたから、初優勝に匹敵する盛り上がり。あのときはおじさんばかりで、若い子はいなかったけど」

 最終ステージのチケットは2回…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら