【動画】囲碁名人戦第5局 初手を打つ高尾紳路挑戦者=大出公二撮影
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 史上初の囲碁七冠・井山裕太名人(27)に挑戦者の高尾紳路九段(39)が3勝1敗としている第41期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第5局が12日、静岡県熱海市の旅館「あたみ石亭」で始まった。

 高尾挑戦者が勝って10期ぶりの名人に返り咲くか、前局で初勝利を挙げた井山名人が2連勝するか。両者が水面下の駆け引きを見せながら、盤上は、じっくりと穏やかに推移している。

 午前9時、立会人の武宮正樹九段が開始を告げた。黒21までは、両者が対決した5月の本因坊戦七番勝負第2局と酷似した進行。そのときに勝った名人が、本因坊戦とは違って白22と無難な手を選んだ。

 挑戦者は黒29、31と右辺の白を封鎖した。解説の秋山次郎九段は「過去の対局を意識しながらの序盤でした。名人は普段よりもしっかりと受けている印象。挑戦者は中央を重視した打ち方です」と話した。名人が40手目を考慮中に昼の休憩に入った。(伊藤衆生)