拡大する写真・図版 試験点灯された永観堂禅林寺の「もみじのライトアップ」。色づき始めた紅葉が闇に浮かび上がった=2015年11月4日午後、京都市左京区、戸村登撮影

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 今秋もまもなく紅葉狩りの季節。京都の見頃はいつか、と気になり始めましたね。昨年は色づきがいま一つだったゆえに、期待感は高まります。これから、徐々に寒くなるのでなく、一気に気温が下がればいい条件となります。

 短期決戦の桜と違って、紅葉は段階的であり、スポットを変えれば11月上旬から12月初めまで、長く楽しめます。慌てずに計画を練るのがいいでしょう。2度、3度と足を運んでもいいですね。

 昨年はお薦めの隠れた紅葉名所を紹介しましたが、今回は「紅葉きれいだね」だけで終わらせない、少し大人の京都旅をご案内いたします。真っ向勝負のスポットを挙げますが、紅葉だけではない見どころを押さえます。

京都の紅葉と言えば……

 まずは断トツ人気、どんなに混んでいても、やはり素晴らしいのは東福寺と永観堂。でも、せっかく行ったのに「紅葉」だけで済ませているのが実情では。そこに注目します。

 東福寺の紅葉は通天橋と臥雲橋の二つの橋から渓谷を彩る絶景が最高です。橋上の混雑の中での記念撮影は気を付けてくださいね。でも、東福寺には、もう一つ、素晴らしい橋が架かっているのをご存じでしょうか? その橋を合わせて「東福寺三名橋」と呼ばれています。

 紅葉を見に来たものの、その三つ目の橋を渡らずして、そして、その橋の向こうにある国宝を見ずして帰路につくなんて、それはもったいない、今年はぜひ、そちらも。

 その橋の名前は「偃月(えんげつきょう)橋」と言い、1603年築の木造で重要文化財です。橋を渡った先には塔頭(たっちゅう)・龍吟庵(りょうぎんあん)があります。日頃は非公開ですが、紅葉の時期は特別公開しています。方丈は国宝、庭は龍吟庭と言い、龍(りゅう)が黒雲の中を天へ昇る様子を石と砂で表現。取り囲む垣根には稲妻をデザインしています。とても、すてきな建物と庭ですので、ぜひ。

 次は永観堂。「京都の秋は永観堂」と自らのチラシやポスターに書いてしまうほど、自他ともに認める京都を代表する紅葉の名所です。若王子山の中腹に建てられた多宝塔を背後にした紅葉は絵になる風景です。多宝塔から一望できる京都の街や眼下の錦秋(きんしゅう)のじゅうたん、素晴らしい絶景です。

 もう一つ永観堂は「みかえり阿弥陀(あみだ)」と呼ばれる、振り返ったお姿の珍しい阿弥陀様がおられることでもよく知られています。その仏が鎮座する阿弥陀堂から真っすぐに伸びる、石段を下り切ると、大半の皆様は右手に進み出口を目指します。ですが、ツウは、その左手に進みます。

 狭いエリアではありますが、何…

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