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 沖縄県立南部医療センター・こども医療センター(南風原町)は14日、毒薬に指定されている筋弛緩(しかん)剤「スキサメトニウム」の瓶(40ミリグラム)4本を紛失したと発表した。成人が20~40ミリグラム程度を注射すると呼吸停止に至るという。

 同センターによると、9月21日以降は保管本数を数えておらず、9月26日に不足に気づいた。薬剤が入っていた手術室内の鍵つきの保冷庫は、麻酔科医と看護師の計8人のみ開けることができた。同センターで聞き取り調査をしたほか、廃棄物なども調べたが、不足分は見つかっていない。外部の人間が手術室に入った形跡はないという。

 佐久本薫同センター院長は記者会見で「信頼を損なう事態を引き起こし、深くおわび申し上げます」と謝罪した。