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 タイ暫定政権のウィサヌ副首相(法務担当)は14日夜のテレビ全局共通放送で、死去したプミポン国王の王位を継承するワチラロンコン皇太子(64)が即位するまで、プレム枢密院議長(96)が摂政を務めると発表した。

 プレム氏は元陸軍司令官で、1980年から8年余り首相に就いた。プミポン国王から厚い信頼があり、軍部への影響力も保つタイ最高実力者。枢密院議長と摂政は兼務できないため、プレム氏は枢密院議長職を離れた。

 ワチラロンコン皇太子の即位をめぐっては、国会にあたる国民立法議会が即位の要請を決定。しかし、皇太子は「国民と悲しみを共にしたい」として即位手続きを「適切な時期」まで待つよう求めていた。国王が不在となる場合、憲法の規定で、枢密院議長が摂政になる。(バンコク=大野良祐)