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 15日午前7時50分過ぎ、長野県安曇野市豊科高家にある農業法人で「クマが人を襲った。けが人が出ている」と、消防を通じて長野県警安曇野署に通報があった。会社員の三原治雄さん(56)が右腕などから激しく出血しており、病院に運ばれたが間もなく死亡が確認された。農業の男性(39)も左の太ももや腕にけがをした。

 署によると襲ったのはオスの成獣で、別の1頭とともに、8年前に県の許可を得たうえで、三原さんらが飼育していた。おりの近くに倒れていた三原さんを農業の男性が見つけ、外に出ていたクマをおりに入れようとしてこの男性もかまれるなどしたという。

 現場は田畑に囲まれた住宅地の一角。近所の住民によると、2頭は子グマの頃から飼われており、餌やりやおりの清掃は主に三原さんが担っていた。三原さんは「猟友会の知人から譲られ、飼い始めた。オスとメスで、オスの方が気が荒い」などと話していたという。