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 タイの国王空位が長引く可能性が出てきた。王位を継承するワチラロンコン皇太子(64)が15日夜、即位はプミポン国王の弔いの儀式が一段落した後にするとの意向を示したためだ。

 プラユット暫定首相が15日深夜、テレビで演説。この日夜、暫定摂政のプレム前枢密院議長とともに皇太子に謁見(えっけん)した際、「私を含め、皆が嘆きと悲しみの中にあり、まずこれを通り抜けねばならない。葬儀がしばらく続く。その後、次に進む適切な時がくる」との発言があったという。

 ウィサヌ副首相(法務担当)によると、王位継承に期限はない。葬儀日程の公式な発表はまだないが、読経などの仏教儀式が100日間、火葬は1年後と見込まれている。仏教儀式の終了後に即位し、喪が明ける火葬後に戴冠(たいかん)式をとりおこなうなどの可能性がある。

 プミポン国王が兄の死去に伴って1946年に王位を継いだ際は、その日のうちに即位したが、戴冠式は4年後だった。(バンコク=大野良祐)