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 3年前の噴火を機に大きくなった東京・小笠原諸島の西之島。国が立ち入りの警戒範囲を緩めて、上陸が可能になった。専門家の調査団が16日、島に向けて神奈川・横須賀を出発したが、誰でも島に入れるのだろうか。

新島がくっつき成長

 「2年間もマグマを出し続ける島は珍しい。火山島が成長するプロセスを知る上で非常に大事なフィールドだ」。調査団メンバーで東京大学地震研究所の武尾実教授(火山物理学)はそう話す。

 生態系の研究者も熱い視線を注ぐ。溶岩で島の植物などの大半は失われたが、将来、海鳥が持ち込むフンや種子が新たな生態系を生む可能性があるためだ。森林総合研究所の川上和人主任研究員(43)は「孤立した島でどのように生物相が成立していくかを見られるのは、世界的にも珍しいチャンスだ。生態系がリセットされた状態で、鳥がどういった役割を果たすのか注目したい」という。

 西之島は、東京都心の約1千キロ南にある無人島だ。海上保安庁によると、2013年11月に島の南東約500メートルの海底で起きた噴火で新島が確認された。活発な火山活動で約1カ月後に両島がくっついた後もどんどん面積を広げ、今年9月の総面積は約2・7平方キロ。13年の噴火前の約12倍に上る。

 気象庁によると、噴火や溶岩の流出は15年11月以降確認できず、火口からの噴気も見られない。地表面の温度も低い状態が続いているという。同庁は8月中旬、「入山危険」としていた火口周辺警報を「火口周辺危険」とし、火口から半径1・5キロとしていた警戒が必要な範囲を500メートルに縮小。島の一部への上陸が可能になった。

無許可航行はNG

 とはいえ、絶海の孤島だ。一般人も上陸できるのか。

 環境省や林野庁によると、上陸…

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