[PR]

 33年の歳月にしたためた1218通の手紙。優雅な文章で、彼は芸術や文化について、時には政争や外国高官のことを、そして彼女の肉体への熱い思いをつづった。元フランス大統領フランソワ・ミッテラン。彼が生涯の愛人アンヌ・パンジョに送った書簡集が10月に出版され、フランス国民の関心を集めている。

 「アンヌへの手紙」と題した書簡集は、ミッテランが1964年から70年にかけてパンジョのために自作した切り抜き帳(「アンヌのための日記」)と同時に出版された。冷徹なマキャベリストといわれ、パンジョと暮らしていた間も妻を捨てなかった一人の男の人生が書簡集から垣間見える。ミッテランは96年に他界したが、その2年前に週刊誌が彼の「第2の家庭」の内情をあばくまで、私生活は侵さざるものというのがフランス流だった。今回の出版は、そのフランス流が、時代とともに変わってきたことをも映し出している。

 書簡集と切り抜き帳は73歳になるパンジョと、ミッテランの子どもたちの承諾を得て出版された。この2冊を読むと、人びとが顔文字(emoticons)ではなく情熱(emotions)で交わっていた時代に戻ったような気になる。

 「本当です。この本は21世紀…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら

こんなニュースも