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 気象庁が火山活動を常時監視している十勝岳の防災シェルターが19日、美瑛町の登山口の望岳台に開設された。火口から約3キロにあり、噴火時は最大100人を収容できるほか、普段は火山情報の提供や啓発の拠点として活用される。

 御嶽山噴火を受け、約4億円をかけて整備。鉄筋コンクリートの平屋で、床面積は約300平方メートル。非常用発電機や非常食、水などを備蓄している。十勝岳は観光客にも人気で、年間15万~20万人が訪れるという。直近では1988年12月~89年3月に小規模な噴火があり、14年12月~15年2月に噴火警戒レベルが1から2(火口周辺規制)に引き上げられた。現在は静穏を保っているが、いつ噴火してもおかしくないと、関係者は警戒を強めている。

 開所式で浜田哲町長は「十勝岳は30~40年に1回噴火する山だ。安全に素晴らしい景色を味わって頂くことが、十勝岳と共生する地域の義務だ」と話した。