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 「プラモデルの聖地」と呼ばれる静岡。例えば1979年に放送が始まった大人気アニメ「機動戦士ガンダム」のプラモデルは静岡市葵区の「バンダイホビーセンター」が生産拠点だ。「ガンプラ」人気は海外でも高く、輸出額も右肩上がりで増えている。

 静岡鉄道の長沼駅から徒歩数分のバンダイホビーセンター。正門を入ると、正面に全面ガラス張りの建物が見える。入り口右脇のガラスの内側には、ガンダムが描かれた巨大なタペストリーがつるされている。

 建物は3階まで吹きぬけで、床には大理石。正面には大きな組み立て式のガンダムがある。ホールにはアニメ放映直後の80年から製造が始まったガンダムのプラモデル「ガンプラ」のキャラクターが製造年ごとに飾られている。

 「以前よりうまく作れるからと、わざわざ昔のプラモデルを購入する人もいるんですよ」と社員は言う。「自分なりのものを作れるのがプラモデルの良さ。だからユーザーも離れず、長い人気につながっているのかもしれません」

「タミヤ」「ハセガワ」も

 バンダイホビーセンターは2006年、静岡市清水区にあった「バンダイ静岡工場」の老朽化に伴って新設された。清水区の工場はもともとプラモデルメーカー旧今井科学のものだったがバンダイが取得し、69年に同社最初のプラモデル工場として稼働した。

 県内にはほかにも「タミヤ」(静岡市)や「ハセガワ」(焼津市)といったプラモデルメーカーが数多くある。メーカーなどによると、徳川家康が全国から腕利きの宮大工や彫刻師らをこの地に集め、職人が定住したことが後に模型製造が盛んになった由来。戦前は木製模型が中心だったが戦後、金型で作るプラモデルに変わっていったという。静岡県はプラモデル出荷額が全国1位で、全国シェアは9割以上だ。

 「サンダーバード」や「宇宙戦…

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