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 宇都宮市の中心部で23日に起きた連続爆発事件で、死亡した男の自宅の焼け跡から、火薬を抜き取ったとみられる複数の花火の残骸が見つかったことが24日、捜査関係者への取材でわかった。栃木県警は男がこの火薬を使って爆発物を自作した可能性もあるとみて慎重に捜査している。

 男は市内の職業不詳、栗原敏勝容疑者(72)。捜査関係者によると、男は元自衛官で、爆発に先立つ23日午前11時すぎ、市内にある自宅から出火して全焼し、焼け跡から複数の花火の残骸が見つかった。自宅の屋根は火災で吹き飛んでおり、火薬が爆発した可能性があるという。

 また、爆発で男が死亡した宇都宮市本丸町の宇都宮城址(じょうし)公園で、複数のビー玉が見つかっていたこともわかった。県警は爆発物との関連を調べている。県警は24日午前から、自宅の焼け跡や城址公園などで現場検証を始めた。

 事件は23日午前11時40分ごろ、城址公園の駐輪場付近で爆発があったのを警察官が発見。男が死亡し、64歳と58歳の男性2人が金属片を浴びて重傷を負い、男子中学生1人もけがをした。

 ほぼ同時刻には、駐輪場から約250メートル離れたコインパーキングで男の車が爆発。その前の午前11時すぎに、男の自宅が全焼した。県警は、周囲に人がいる公園で爆発物を使って自殺を図ったとみて、殺人未遂容疑で捜査している。