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 前橋市で昨年10月、会社社長の小沢道明さん(当時62)が殺害されて見つかった事件で、強盗殺人や死体遺棄などの罪に問われた無職山口安夫(66)と自営業坂巻勝美(54)の両被告の裁判員裁判の判決が25日、東京地裁であった。石井俊和裁判長は「金のためには他人の生命さえ顧みない、非常に悪質な犯行だ」として、2人に求刑通り無期懲役を言い渡した。

 判決によると、2人は2013年12月、群馬県桐生市内に止めた乗用車内で小沢さんの首を絞めて殺害し、坂巻被告が住んでいた前橋市の住宅の敷地内に遺体を埋めた。さらに14年にうその届け出をして小沢さんの会社名義の貸金庫を解約するなど、現金約1億7千万円をだまし取った。

 判決は、2人が殺害直後に小沢さんの持っていた現金などを次々と奪ったことなどから、「事前に強盗殺人の共謀はしていなかった」とする山口被告側の主張を退けた。