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 東京都の豊洲市場(江東区)をめぐる問題について、都は25日、小池百合子都知事が、元知事の石原慎太郎氏に送った質問と回答を公表した。築地市場(中央区)の豊洲への移転や、主な施設下に盛り土がなくなった経緯などを尋ねたが、石原氏は多くの質問に「記憶にない」「職員に任せていた」などと回答している。

 質問は今月7日付で、回答は同14日付。市場用地の所有者だった東京ガスとの交渉については「全く関与していない。全て浜渦(武生・特別秘書)に任せていた」などとした。都の土壌汚染対策費が858億円に上った市場用地の購入に関して「ずいぶん高い買い物をしたと思いますが、(用地選定の理由は)判断を求められることがなく分かりません」と答えている。

 盛り土がなくなった経緯は「全く記憶がない。私に専門的知見はなく、担当職員が実質的に決定していくもの」と回答。知事としての道義的責任を問われ、「専門的な内容の事項について道義的責任をご質問いただくことにいささか複雑な思いを感じ」るとしつつ、在任中の施策が招いた事態に「まことに申し訳なく思っております」と述べている。

 小池氏は「内容が具体性に欠ける」として、公開の場での調査を改めて石原氏に要請する方針。