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 国立病院機構・東名古屋病院(名古屋市名東区)は26日、入院病棟の患者の朝食に異臭があり、異物が混入された疑いがあるとして、愛知県警に通報したと発表した。今のところ健康被害はないという。県警は混入の可能性も含め、異臭の原因物質の特定を進めている。名古屋市は27日、食品衛生法に基づいて立ち入り調査する。

 病院や名古屋市の説明では、25日午前6時50分ごろ、重症心身障害者病棟(50床)で、同じスープを出された患者26人のうち1人から「味に異常がある」と訴えがあった。病院側が患者に出した食事や、一緒に配ったうがい用のコップを調べたところ、コップの一つからも同じ塩素系の異臭がした。病院で管理する必要がある薬品に異常はないという。病院は26日までに県警と名古屋市に相談した。

 食事は病院内で作っており、25日の朝食はスープのほかに3品あった。配膳した職員は異臭に気づかなかったという。

 病院は、入院患者やその家族には個別に連絡し、事情を説明。26日分の食事は複数の職員がチェックしたうえで配膳したという。

 記者会見した今井常夫院長は「患者、家族の皆さまに不安とご迷惑をおかけし、おわびします」と陳謝した。

 東名古屋病院には468床あり、26日時点で330人が入院している。東海北陸地方の国立病院機構の中で呼吸器疾患に関する中心的な施設で、神経・筋疾患、重症心身障害者などに関する専門医療施設もある。職員数は約450人。