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 イタリア中部で26日午後9時18分(日本時間27日午前4時18分)ごろ、強い地震があった。米地質調査所(USGS)によると、震源はマチェラータ県ビッソの西約3キロで、震源の深さは約10キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は6・1。

 その約2時間前の午後7時10分(日本時間27日午前2時10分)ごろにも、ビッソの南南西約7キロでM5・5の地震が発生していた。震源地から約120キロのローマでも揺れを感じた。

 伊メディアによると、負傷者が2人出ているが、27日未明の時点で死者は報告されていない。1回目の地震で、多くの人は外に避難していたようだ。現地からの映像には、ぺしゃんこにつぶれた家や、壁が崩落した建物が映っている。震源に近い村ウッシタの村長は「多くの家が崩壊した。村は終わった」と語った。余震が続いており、住民らは雨の中、不安そうに外で待機している。

 伊中部では8月下旬にもM6・2の大地震があり、今回の震源地から南東へ約40キロのアマトリーチェなどで多くの建物が倒壊。298人が死亡した。被災地では復興に向けた作業が急ピッチで進められているが、依然として1千人以上がホテルなどで避難生活を送っている。(ローマ=山尾有紀恵)