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 ソニーは28日、半導体設計などを手がけるグループ会社「ソニーLSIデザイン」(神奈川県厚木市)の元役員らが取引先との間で架空発注などを行い、金銭を一部着服していたと発表した。損害額は9億円にのぼる見込みだとして、刑事告訴も検討するという。不正に関わったとされる元役員ら計5人は解任・懲戒解雇された。

 ソニーによると、不正は今年7月に内部通報で発覚。2012年2月~16年9月の約4年半、元役員らは複数の取引先と口裏をあわせて架空発注や二重発注を繰り返し、不正に金品を受け取ったり、接待を受けたりしていたという。

 5人以外にも複数の社員が関与しており、既に社内で処分した。責任をとって11月1日付でソニーLSIデザインの社長を交代させるほか、不正があった部署を解体するなど組織改革を行い、内部管理体制を強化するという。(鈴木友里子