三笠宮崇仁(たかひと)さまの逝去から一夜明けた28日、ご遺体が移された東京・元赤坂の三笠宮邸で、納棺にあたる儀式「御舟入(おふないり)」が行われた。天皇、皇后両陛下が2度目の弔問に訪れ、一般の弔問記帳も始まった。

 「御舟入」は午後5時から行われた。宮内庁によると、妻・百合子さま(93)、孫の彬子さま(34)ら皇族方が参列した。続いて、皇太子ご夫妻や秋篠宮ご夫妻らが宮邸を訪れ、ご遺体に別れの拝礼をする「拝訣(はいけつ)」が行われた。百合子さまはひつぎの近くで、皇族方が一人ひとり部屋に入ってお別れをする様子を静かに見守っていたという。

 同庁は「故崇仁親王喪儀委員会」(委員長=秋元義孝式部官長)で葬儀日程を決めた。11月2日にひつぎを宮邸内の「正寝(せいしん)」と呼ばれる部屋に移す「正寝移柩(いきゅう)の儀」、3日に「霊代(みたましろ)」を宮邸内の「権舎(ごんしゃ)」に安置する「霊代(れいだい)安置の儀」。本葬にあたる「斂葬(れんそう)の儀」は4日にあり、ご遺体は火葬された後、東京都文京区の豊島岡墓地に埋葬される。喪主は妻・百合子さまが務めるが、高齢のため、孫・彬子さまが代理を務める予定という。

 両陛下や皇族方は三笠宮さまが亡くなった27日から7~90日間の喪に服し、行事を取りやめたり、欠席したりしている。

 一般の弔問記帳は当面、午前9時~午後7時、三笠宮邸前仮設テントで受け付けるという。(島康彦、多田晃子)