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 富山市議会自民会派会長代行で元議長の原田佳津広(かづひろ)氏(67)が、昨年度に政務活動費約48万円を使って印刷した市政報告550部を一部も配布せず自宅に放置していることがわかった。朝日新聞の取材に「今さら配るわけにもいかず、印刷代は全額返還する」と話した。議員辞職は否定した。

 原田氏は2月、市の公表資料をまとめた市政報告を市内の印刷会社で550部印刷し、政活費計約48万円を取得。納入時の梱包(こんぽう)した状態のまま自宅に積んでいた。「今月亡くなった父親を自宅で介護し始めたころで忙しくて市政報告会が開けなかった」と説明した。

 他の市議らを巡っても、白紙領収書などを使った明らかな不正だけでなく、実際に政活費を使いながら無駄となった事例が明らかになっている。市政報告会の看板を作製して使用しなかったり、中止した市政報告会の案内状の作製費を請求したりしていた。(松原央)