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 フランス政府は10月31日、「スラム街」「ジャングル」などと呼ばれた仏北部カレーの巨大難民キャンプの解体を終えたと発表した。各地の保養所などを使った一時滞在センター450カ所を設け、6千人超を移したという。一方で、パリ北部にはアフリカ系の難民や移民が急増し、路上にテントが立ち並んでいる。

 キャンプの解体は24日に開始。テントや小屋の撤去作業中に放火騒ぎがあり、受け入れ反対の自治体も相次いだが、オランド大統領は「国民の理解があり、問題は起きていない」としている。ただ、英国への密航を望むなど政府の方針に従わない人は、仏北部の別の場所やパリに移ったとみられている。パリ北部にはスーダンやエリトリア出身の人らが集まり、2千人規模に膨らんだという。(パリ=青田秀樹)