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 歩きながらスマートフォンを操作する「歩きスマホ」を駅構内でしないよう、全国43の鉄道事業者などが1日、各地で一斉に啓蒙(けいもう)活動を始めた。今夏には人気ゲーム「ポケモンGO」の配信もあり、駅利用者からの苦情も増えているという。

 駅での歩きスマホは、ホームからの転落や客同士のトラブル、線路へのスマホ落下につながりかねない。JR東日本は1日、「やめましょう、歩きスマホ。」と大書されたB1サイズのポスター約2千枚を管内の有人駅に張り出した。

 JR東には昨年度、「歩きスマホでぶつかられた」「改善を呼びかけて」といった苦情、意見が約200件寄せられた。今年度は4~9月の半年ですでに同程度に及ぶ。夏以降の増加が顕著で、ポケモンGOの7月下旬の配信開始が影響している可能性がある。

 同社サービス品質改革部の鈴木寛幸課長は「歩きスマホが原因のホームからの転落は年に数件起き、線路への落とし物の2割をスマホが占める。さらに注意喚起したい」と話している。(石山英明)