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 非常勤講師の賃金が専任教員より低いのは違法だとして、中央学院大学(千葉県我孫子市)の非常勤講師、小林勝さん(66)が大学を運営する学校法人中央学院を相手取り、約3千万円の損害賠償を求める訴訟を1日、東京地裁に起こした。労働契約法20条が禁じる不合理な賃金格差にあたるかどうかが争点となる。

 訴状によると、小林さんは週5コマ以上の授業を担当する同大学の「中核的な教員」だが、週1コマ(90分)の授業を持つと月給は約3万2千円。これに対し、専任教員の場合は週1コマの授業を持つと月給は平均約20万円になると原告側は算定しており、6倍以上の開きがある。原告側は「専任教員と非常勤講師の職務内容はほぼ同じで、賃金の相違は不合理」として同法に違反していると主張し、賃金の差額や慰謝料など約3090万円を支払うよう求めている。

 中央学院の総務担当者は取材に対し、「訴状を見ていないので答えられない」としている。