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 卒業した奈良県立高校の水泳部の練習に参加中、頭を打って重い障害を負ったのは学校が安全策を怠ったためとして、元水泳部員の女性(24)が県を相手取り、2億1504万円の損害賠償を求めた訴訟が大阪高裁で和解した。10月17日付。県が女性に1億円の和解金を支払う。

 訴訟記録によると、女性は大学2年生だった2012年8月、母校の県立畝傍(うねび)高校(橿原市)の水泳部の練習に参加。プール脇から飛び込んで底に頭を強く打ち、首の骨を負傷し、手足にまひが残って車いすが必要になった。

 一審・奈良地裁判決は、日本水泳連盟のガイドラインを引用。今回の飛び込み地点の水深は1メートル以上1・1メートル未満で、水面から30センチを超える高さから飛び込みをさせてはいけなかったと指摘し、学校の管理ミスがあったとして6691万円の支払いを命じた。しかし、女性にも過失があったとして賠償額は抑えられ、女性が控訴していた。