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 米調査会社オートデータが1日発表した10月の米国の新車販売台数は、前年同月比4・4%減の139万2786台と3カ月連続で前年実績を下回った。減速傾向が鮮明になっており、2016年通年での販売台数は、過去最高を記録した昨年の約1747万台に届かない可能性が出てきた。

 金融危機後の買い替え需要が新車市場を支えてきたが、「消費者による買い替えが一巡してきた」(米自動車アナリスト)とみられる。10月の営業日が、昨年より2日少なかったことも影響した。

 メーカー別では、米市場首位のゼネラル・モーターズ(GM)が1・7%減、2位フォード・モーターは2・3%減と落ち込んだ。日本メーカーでは、米市場3位のトヨタ自動車が主力のハイブリッド車(HV)「プリウス」などの不振で8・7%減。ホンダと日産自動車も、それぞれ前年実績を下回った。

 フォードは、10月31日に米デトロイト近郊の本社で発生した火災の影響で集計が間に合わず、1日はオートデータが推計値として公表した。週内にも正式な数字が発表されるという。(ニューヨーク=畑中徹)