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 大阪市天王寺区の四天王寺など、寺社が集まる地域に2017年3月、写経や座禅などを体験しながら泊まれる新しい「宿坊」ができる。住宅大手の積水ハウスなどが4日、発表した。日本の文化や伝統行事などの体験を重視する外国人観光客が増えており、こうした層にアピールする。

 宿坊は3階建ての建物に26室が入り、約60人が泊まれる。宿泊費は1泊約2万円からの予定だ。周辺の寺の協力を得て僧侶を派遣してもらい、座禅や写経をしたり、精進料理を味わえたりする計画だという。

 宿坊の管理や運営をする企業は「和空プロジェクト」(大阪市)。全国の神社や寺でつくる「全国寺社観光協会」の監修を受けているという。建物はプレハブで、積水ハウスが建てる。和空プロジェクトと積水ハウスは今後、全国の寺や神社と手を組んで、来年中に主要都市に10棟を建てたいという。

 宿坊は元来、寺や神社に併設され、参拝者や信徒らを泊める施設だ。だが、いまは一般観光客を受け入れる施設も多い。和歌山県の高野山などは、欧米を中心とした観光客に人気だ。(岩沢志気)