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 過労自殺問題に揺れる広告大手、電通の東京・汐留の本社と3支社に7日午前、厚生労働省が労働基準法違反の疑いで一斉に強制捜査に入った。全国で90人近くを動員する異例の大規模捜査となった。

 電通の本社ビルには午前9時半ごろ、青色の紙袋などを手にした東京労働局の職員ら約30人が到着。「労働局の方ですか」という報道陣の問いかけにほとんど表情を変えず、本社に入っていった。

 社員が出勤してくる時間帯に労働局の職員らが入るタイミングが重なり、電通の社員が受付の前で、労働局の職員の動きをけげんそうに見つめていた。会社側の案内で、労働局の職員らに一人ずつ黄色いひもにかかった入館証が手渡され、「フラッパーゲート」と呼ばれる出入り口から次々と入っていった。

 関西支社(大阪市)や中部支社(名古屋市)、京都支社(京都市)にも、同時刻に各地の労働局職員らが強制捜査に入った。

 東京、大阪の各労働局に加え、各地の労働基準監督署から職員を動員。先月の立ち入り調査は約30人態勢だったが、今回は計88人と異例の大規模な捜査態勢を組んだ。強制捜査は長時間に及ぶ見込みで、刑事事件としての立件を視野に全容解明を進める方針だ。

 電通のある男性社員は、報道陣…

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