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 ドーナツチェーン「ミスタードーナツ」を展開するダスキンは7日、定番商品のドーナツを10~30円値下げすると発表した。8日から全国の店舗で実施する。ドーナツの販売競争が激しくなったため、価格引き下げで来店を促すねらいだ。

 値下げは「ポン・デ・リング」や「オールドファッション」など35種。税抜き1個110~150円だったものを100~130円にする。季節限定商品などを除き、店頭にふだん並ぶ商品のほとんどが値下げとなる。一方でこれまで毎月末に1週間ほど開催してきた「100円セール」は、期間以外に訪れた客の不満が強いとして廃止する。

 ドーナツ販売は、コンビニエンスストアの参入などで競争が激しい。ミスドの国内店頭売上高はこの6年間は前年割れが続き、2016年3月期は前年比10・3%減の915億円。

 巻き返しのため、ミスドは昨秋に国内約1200店舗のうち1千店を5年間で改装すると発表し、オープンキッチンでドーナツをつくる様子が見られる新店舗も昨秋から全国34カ所に開いている。今月8日からは「駅ナカ」の持ち帰り専門店なども始める予定だ。

 同社の宮島賢一専務は7日の記者会見で、「改装が進まず市場環境に合わなくなった店も多く、今後は地域に合った業態にしたい。改装を進める間、既存店にも気軽に来てもらえる価格に見直した」と話した。(栗林史子)