国内最高齢のバーテンダーと言われた札幌・すすきのの「BARやまざき」店主の山崎達郎(やまざき・たつろう)さんが4日、悪性リンパ腫のため死去した。96歳だった。葬儀は近親者で行った。

 東京生まれ。終戦後に入社した東京会館でバーテンダーになり、1958年に札幌で「BARやまざき」を開店。75年にカクテルの全日本コンクールで優勝するなど、多くの受賞歴を持つ。2010年には日本バーテンダー協会の最高名誉賞「ミスター・バーテンダー」を受賞した。オリジナルカクテルは約200種類。ほとんどが客の求めで作った。客に「切り絵」を贈ることでも知られ、その数は約4万8千枚に上る。「何も特別なことはありません。お客さんが喜んでくれたら、それでいいんです」と、いつも穏やかな口調で話していた。

 昨秋からカウンターに立たず、店内で客と会話を楽しんでいたが、今年9月から自宅で療養していた。