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 川崎市の河川敷で昨年2月、中学1年の上村(うえむら)遼太さん(当時13)が殺害された事件で、傷害致死罪に問われた元職人の少年(19)の控訴審判決が8日、東京高裁であった。青柳勤裁判長は「被告がほかの少年と共謀して暴行を加えたと認定した一審判決に不合理な点はない」と判断。懲役6年以上10年以下の不定期刑とした一審・横浜地裁判決を支持し、控訴を棄却した。

 一審判決によると、被告は昨年2月20日未明、多摩川の河川敷で主犯の無職の元少年(20)=殺人罪などで懲役9年以上13年以下の不定期刑が確定=ら2人と共謀し、上村さんの首をカッターナイフで切りつけるなどして死亡させた。

 青柳裁判長は、被告の暴行について述べたほかの2少年の供述は十分に信用できるとした上で、「無職の元少年が勝手に被告のかばんから凶器のカッターナイフを取り出して犯行に及んだ」という弁護側の主張について、「根拠が乏しい」と退けた。