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 カザフスタンのナザルバエフ大統領が9日、被爆地・広島を訪れた。同国大統領の広島訪問は初めて。ナザルバエフ氏は広島市の平和記念公園にある原爆死没者慰霊碑に参拝し、広島平和記念資料館を視察。核なき世界に向けてともに行動しようと演説した。

 カザフスタンでは旧ソ連時代に450回を超す核実験が行われた。実験場は1991年に閉鎖されたが、周辺住民は今も放射能汚染に苦しむ。ナザルバエフ氏は初代大統領として、中央アジア非核兵器地帯の創設を主導するなどしてきた。

 ナザルバエフ氏は歓迎式典で「原爆の被害を自分の目で見て心を動かされた。核兵器なき世界に向け、世界の人々が共に行動しなければならない。手をつなぎ一緒に前に向かっていきたい」と述べた。

 資料館では、被爆直後の写真や原爆犠牲者の遺品などを見学。広島市の松井一実(かずみ)市長は式典で、「核兵器廃絶と世界恒久平和に向け、より一層の指導力を発揮していただきたい」とあいさつした。(高島曜介)

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