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 米大統領選で、民主党のクリントン氏優位とされながら、最後に逆転した共和党のトランプ氏。激戦州を制し、敵陣にまで攻め込む――。奇跡とも言える逆転を可能にしたのは、世論調査に表れない「隠れトランプ票」による底上げだ。クリントン氏は、ヒスパニック系の人口増という追い風に期待したが、「変化」を望む勢いに圧倒された。

 選挙結果は、全米50州と首都ワシントンDCのうち、選挙予測サイト「ファイブ・サーティー・エイト」の分析で勝率80%以上だった州では、トランプ氏が全州で勝利、クリントン氏もウィスコンシン州を落としたほかは勝利した。かぎとなったのは、勝率80%未満の接戦14州(総取り方式でないメーン、ネブラスカの2州を含む)だった。

 特に激戦区と呼ばれた州では、クリントン氏の勝率が50~60%未満とされた4州のうち、トランプ氏が、最大の選挙人29人を抱えるフロリダ州などで勝利。ヒスパニック系が急増するネバダ州(選挙人6人)では、非白人層から人気のあるクリントン氏が勝利。もし、クリントン氏がペンシルベニア州など勝率60~80%でやや優位とされた州を死守すれば、同氏が次期大統領になるはずだった。

 ところが、トランプ氏は、こうした「敵陣」に攻め込む素地を着々とつくっていた。五大湖周辺で鉄鋼業など産業が廃れた「ラストベルト」と呼ばれる地帯を集中的に攻めた戦略が功を奏した。

 同地帯は、伝統的に労働組合が…

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