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 パナソニックが来年から、インド向けのスマートフォンを三洋ブランドで売る方向で検討していることが9日分かった。インターネット通販に特化した低価格商品にして、成長が続くインドのスマホ市場で売り上げを伸ばす計画だ。

 パナソニックは2009年に三洋電機を買収すると、国内外でパナソニックへのブランドの統一を推進。同社が使う三洋ブランドはインドネシアの産業用ポンプだけになった。

 だが、今年8月にインドで三洋ブランドの液晶テレビを復活させたところ、販売が堅調なことから、スマホでも取り組む方向となった。実現すれば、消費者向けの「SANYO」製品は2例目となる。

 パナソニックは13年、日本での個人向けスマホ販売から撤退する一方、インド市場に参入した。米調査会社IDCによると、15年のインド全体のスマホ出荷台数は前年から28・8%増の1億360万台だが、シェア上位は韓国サムスン電子や地元勢などが占める。パナソニックは追う立場だが、「成長市場で販売台数は着実に伸びている」(同社関係者)という。(近藤郷平)